本は結構読む方だと思う。
読む方だといっても、年間5、60冊程度だから、めちゃくちゃ読んでいるような感じではない。
本からはたくさんの影響を受けていると思う。
自分でも、この人から影響を受けているなあとわかるのは、
安部公房や中村文則、町田康などである。あと、つげ義春とか。
はっきり言ってかなりの影響を受けていると思う。
彼等の本を読んだせいで、随分と偏屈になってしまったような気がする。
川上弘美が好きだ。
読む度にドキドキする。
高校生のときに初めて読んで以来、川上弘美の小説のような恋愛をしたいとずっと思っている。
川上弘美の小説に出てくるような恋愛に憧れている。
その人といると結構なことでもそうでもないようなこととしてやり過ごせてしまう、というような恋愛に。
『溺レる』という川上弘美の短編集がある。
男女がせせこましいところから周辺のゆったりした暗いところに行くというようなお話たち。
この短編集に出てくる女の人たちが、なんだか可愛らしくて好きだ。
彼女達のような女性とずぶずぶと沈んでいければ、多分、幸せだろうなあと思う。