一週間ということで、なかなか大変ですがなんとか精一杯ついていっております。
さあはりきって書きます。
お勧めの映画ということなんですが、
あまり映画を見る方ではないので、少ない本数からのお勧めになります。
何度も何度もレンタルしては見返している映画が一つだけあって、
それは、あの、「トニー滝谷」っていう映画なんですけど、
村上春樹原作で、市川準監督で、
あとイッセー尾形と宮沢りえが出ています。
坂本龍一が音楽を作っています。
それが凄い綺麗な映画で、
映像も綺麗だし、それに坂本龍一の音楽が加わって、
あの、本当に綺麗なものになっているんです。
本当になんて言ったらいいかわかんないですけど、写真集を見ているかのような印象なんですよ。
とにかく綺麗なんですよ。
綺麗なのも、いいなあと思うんですけど、
テーマっていうか、孤独っていうものが、中心に据えられていて、
孤独というものの扱われ方がとても素敵だなあと思ったんですよね。
僕、高校のときに、友達も恋人もいなくて、結構、深刻な寂しさにとらわれていて、
人恋しくて仕方が無かったんですけど、人との距離の取り方が全然わからへんくて、
人恋しいけど、一人ぼっちっていう状態だったんですよ。
そんな状態のときに見て、なんか救われたような気がしたんですよね。
孤独なトニー滝谷が、孤独じゃなくなって、また孤独になるっていうお話なんですけど、
僕の代わりに、僕よりももっとひどい孤独になってもらったような気がしたんですよね。
孤独っていっても、トニー滝谷よりかはまだ大丈夫やなあと思えたんです。トニー滝谷の方が深刻な孤独やなあって。
一番寂しくてしんどいときに見て、救われたので、
もし寂しいときがありましたら、
「トニー滝谷」を見ることをお勧めします。
明日は笑の内閣さんです。どんな映画かなあ。