劇団をしている人間は、劇団が目的なの人と手段な人がいると思いますが、私は手段です。私が自分のやりたい創作をするためには、笑の内閣を持っている方が便利だからです。今いきなりアメリカ一のプロレス団体WWEのトップであるビンス•マクマホンから、「明日からWWEのシナリオはすべてyouに書かせる、好きなように書いていいから劇団たたんで来い」と言われたら行くかもしれません。
もっとでかく言えば、私の夢は、鈴木の作中でも書いた通り、「人類が努力、苦労、我慢をせずに、好きな事だけしてダラダラ暮らせるようにしていくこと」なのですが、それはなかなか難しいので「いかに、努力の総量を減らし好きな事が多い人生を過ごすか」において、最適なのは劇団をしていることなので、その最適化において劇団が合わなくなればつぶします。5年後最適な保証はない。
とはいえ、その最適化の中には、劇団を大きくする事も含まれるのですね。良い作品が作れれば劇団が小さくても満足などということはありえなく。自分が満足する作品を創るには、劇団がでかいにこしたことはない。てえことは、続けてる可能性が高いし、続けるからには大きくしたい方が強い
うちが曲がりなりにも10年やってこれたのは、「志を共にし、一緒に成長しようなんて仲間がいなかったから」につきます。もちろん、「共に良い作品良い公演を創る為に必死になってくれた大切な仲間」はたくさんいますが、奴らが尽くしたのは作品、公演、悪くいれば自己満足のためであって、劇団や高間響ではない。彼ら彼女らは、笑の内閣がなくても生きていける(食い扶持だって他にあるし、他の楽しい事もある)が、笑の内閣があることによって豊かで楽しい人生になっている。そういう気楽さが良かったと思います。同世代の強固な仲間がいた劇団が、30をすぎてその仲間がやむをえず離脱することによって危機を迎えている状況を見ると、良く も悪くも無責任な連中がガヤガヤしてくれていたおかげで存続出来たと思います。ようはうちは制作の前田瑠佳が要なので(彼女は優秀な制作であり、ビジネスに徹している訳ではないが、別に高間響のことを好きではないというのが一番素晴らしいところである)、彼女にだけは見限られないようにしておきますですはい。
ていうわけで、そういう場であり続けられるようにしたいですね。ええ、もちろん内心は、良い事書いてるけどんなわけねえだろ。ビシバシ切るとこ切って、世間にもどんどん物議を醸してやって成り上がってやるぜと思ってますし、実際は具体的な夢もその実現の為のおおまかなプランもあるけど、偽善者と恥ずかしがりや(達成出来なかったら恥ずかしいし、そもそもプランもちゃんとした根拠があるプランじゃないから脆弱だし)てことで、そこらへんは具体的には書きません。ヘラヘラ