どうも、上田展壽です。『ムカつく事』でパッと思いついたのが『道路で唐揚げを踏む』でした。
憤懣やるかたないと思うのですがいかがでしょうか?
と、聞いておいて何ですが本題。2回目の通しが終わりました。
芝居全体で言えば各シーンをまとめていくのは大変な芝居だなと。
個人的に言えば1回目の通しと2回目の通しはまるで別人であったなという感想でした。
タイトル通り今回はどこか幻想的なお芝居です。しかし、なのかだからなのか、今までの突劇金魚とは空気感がまるで違うように感じられます。この世界にもっと深く潜り込まないと成立しない、そんな気が致します。
それはこれからどっぷり浸かっていくとして、今の時点では個人的に自分の役を今までとはまるっきり別人で演じた事が興味深いです。
1回目は淡々とした人柄であえてその世界に浸らず、むしろ浮遊しているようなイメージで演じてました。
しかしそれでは何を感じているか分からないと演出から指示があったので、2回目の通しではふとした事でも感情が表に表れる人物を演じました。
多分後者の方がこの世界にしっくりきています。だからこの方向で伸ばしていくと思います。
でも、自分が好きなのは前者でした。
淡々とする事で周りと馴染まず、されどちゃんと見てる。その世界に入りきってはいないけれど、いつもそこにいる。そんなスナフキンの様な人でありたかったのです。
でも、それは向いていなかった。だから私はどっぷりと幼虫主人の庭に浸かる事にするのです。スナフキンの様な彼とまたいつか会えたらいいなと思いながら。
きっと本番では不思議な、ここでしか見れない世界があると思います。
6月30日から7月4日まで。
ご予定に余裕がありましたら、是非是非ご検討頂ければ嬉しいです。