「てんてこまい」林さんからバトンが回ってきました。
演劇の楽しみ方。
やる側から言えば、思いついたらすぐに実行に移せるということかも。即時性というやつ。今考えてることが1ヶ月後には芝居に出来るわけですから。
逆に言えば、今考えてることを来年は考えてないかも知れない。勢いで上演してしまえる楽しさはありますね。巨額の富が動いたりしませんし。動いてるところでは動いてますけど、それはまた別物なわけで。
さて、観る楽しさは何でしょうか。
やっぱりこれは出会いですよね。誰しも主観で見ますから、ハズレたら、がっかり金輪際と思うし、素晴らしい作品に出会えば人生観変わるくらい震えますね。
そんな芝居を作りたいと頑張って来ました。まだ出来ません。おそらく出来たら芝居をやめます。出来ないことが活力になって次の芝居が生まれます。
これは芸大生だった当時からまったく変わりませんね。
芸大生だったことを肯定的に語るとしたら、人生のツブシが効かなかったことかな。他の職業選択の余地がなかった。研究者になったり、大手企業で出世したりの誘惑は予めインプットできませんから、芸大にいると。
でも他の職業持ちながら演劇やることって、しんどいけど強いことだと思います。演劇オンリーの生活なんて、すぐに想像力枯渇しそうです。
職業と演劇。演劇が職業になると、それはそれで辛いんでしょうけど。
人生経験豊富な役者さんがたくさんいそうな新撰組さん、どうですかね、その辺り。仕事と演劇。売れるだの売れないだのの間にあること。
バトンを大阪新撰組さんに渡します。
劇団太陽族
岩崎正裕
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