連投になりますが、「ここは最後よろしく」と言われて飛び出ました。島原です。皆さんお忙しくて更新が次第に遅れ出している中、最初から最後まで必ず更新の締め切りを守る無名劇団に「真面目大賞2015」を是非。一度でも中條に書かせたかったのですが、如何せん学年主任らしく仕事が多忙を極めておりましたので間に合わず。申し訳ないです。ちなみに普段あまり顔を見せないため、中條50代なんじゃないか説もたまに浮上しますが、これです。
謎のイケメンショット。31歳です。
さて、劇団の5年後というお題をいただきましたが、実は「5年後」はノープランなのです。と、言いますのも、去年再復活した時に「3年後」の目標までは決めました。それが達成出来るか否かで、5年後の未来は変わります。今年は目標を立てて2年目の年にあたります。年度末までに、動員400人を突破すること。実際、今回の公演はスペースドラマ効果もございまして383人。惜しくも17人足りませんでした。これあれですよ、当日キャンセルなかったら軽く突破していたのですよ。あかんで、ホンマあかんで当日キャンセル。そして来年、2016年度末までに「動員550人」。これが最大の目標です。我々実は計算派集団で、具体的な目標を立てること、そしてそれを達成するにはいかにすればよいかということを常に考えております。「ビッグになりたい」「演劇好きだからずっとやりたい」「みんなと一緒にずっといたい」なんてナンセンス。一度沈んだから尚更思います。近々の目標を立てず、漠然とやると組織はいつか崩壊します。漠然とした目標は即ち逃げ道が用意されていることにも通じます。期限を設けて頑張ることを、再復活してからのテーマにしています。その目標が動員数とは、それは果たしてふさわしいのかと以前問われたことがありますが、私は「動員しかない」と思っております。動員が少なければ少ない程、赤字えげつない・人気ない・次に繋がらないの三重苦。噂を聞いて来られた新規のお客様に好かれたり嫌われたりしたい。お客さんが「観に行ってみようかな」と思う劇団の一つになりたいと思います。そう思うきっかけって、動員数と受賞歴が大きい。間違いなく。過去、劇団を馬鹿にされたこともありました。イキった偉そうな大人に。そしてしょーもない若手に。お前はなんぼのもんやねんと思いながら、未熟な自分の悔しさに心で泣きました。やられたらやり返す。近い将来、自分達が少し有名になった時、さも親しげに近づいて来やがったら「どちら様ですか」対応してやろうと思います。ここからは私個人の話ですが、私は義理人情を欠く奴、身分をわきまえず「自分はすごい」と勘違いしている人間が何よりも嫌いなので、私はどんなに時を経ても、絶対にそんな人間にはならないでおこうと思っています。私は天才ではない。凡人も凡人。また劇団員もみんな凡人。だから考える。あらゆることを計算する。どうやったら天才に勝てるのかと。私は中1からあらゆる芝居を観て来ました。多い年は週に1本ペース。商業演劇から小劇場に至るまで。そして大学、大学院と、学術的に演劇を研究しました。その知識を結びつけて、作品を作る中で、会話劇、エンターテイメント、アングラ演劇など、あらゆることに挑戦している最中。「カラーが定まっていない」とよく言われるが当たり前。だって全力で模索中なのだから。そしてその模索を続けることがカラーなのだから。3年目までに動員550人。その目標が達成されるまで、そしてその先の新たな目標が達成されるまで、私は、劇団は終わることはない。