劇団の原風景
無名劇団島原夏海です。5万以上する通勤定期を買った3日後に落としました。その日にあったスペドラのオープニングパーティーでは、「交流」の意味を履き違え、訳のわからない絡みを歳上の先輩方にしまくり引かれまくりました。1日にして色々爆発した夜でした。
最近交流を広げようと飲み会に参加しますが、大概コミュ症をひた隠すためにテンションフルスロットルで引かれるか、夜も深まった流れで過去の歪んだ恋愛観語って引かれるかの2択です。
真面目なイメージで売っているのに、最終ネガティヴキャンペーンして帰ることになる私。謝罪。
さて本題。アホな私はまず 原風景 の意味をグーグル先生に聞くところからスタート。
これでも大学院卒。
幼時に刻まれ成人しても思い馳せる景色の意。劇団でいうと、仲間と過去誓い合い思い馳せるものがそれにあたるという解釈で以降書きます。
私は芝居でそんな素晴らしい景色見たことがない。誰からも注目されず、それでもやり続けたら精華小劇場の公演決まって、こっから見れるんちゃうかと思った矢先劇団活動が休止に入った過去があるんで、あんまり夢とか人への期待とか持たないようにしてます(暗)
芝居の話とか夢について劇団で熱く語り合いはしないし、夕日にむかって走ったこともない。ただ目の前のことに全力で取り組むという作業を繰り返して今に至ります。
でも反面私は熱い人が好き。何の根拠もなく、俺は海賊王になれるって信じちゃってるようなドリーマーが好き。結婚は嫌やけど、彼氏にするならそんな人がいい。
きっとそれは私がそういうタイプではないから。熱い人に憧れるのは、私が熱い人ではないから。
ただ、だからといって負けてもいいわけではない。誰が敵でも全力で勝ちに行きたい。
参加団体の中でうちが一番でありたい。
去年西島さんに「島原はどうしたいの?」って聞かれたので、「勝ちたいです」って答えたら「で?」と言われた私。その先は考えていない計画性のなさ。でも勝ちたい。
それは選考対象ではない今年であっても同じ。
熱い気持ちを持った他団体の方々と競演出来るこんな素敵な機会、滅多にあるもんじゃないから、その機会を大切に一同全力で挑みます。
ただ純粋にいい作品を作りたい。そしてそれが評価されればという思いは劇団員共通の思いとしてあります。
でも休団前から劇団員な私の場合、そこにプラスの感情があって、それは決して原風景とか爽やかなものではなくて、過去、私を、劇団を笑った奴をいつか見返してやるというか、今に見てろよ根性が私を突き動かしているんだと思います。
若手らしく尖ったこと書こうと思ったら暗い感じになりました。そんな私たちが今年のスペドラに持って来たのは、やはりのド陰惨芝居!詳しくは下記!!
島原夏海
次回作「無名稿 機械」作 中條岳青 演出 島原夏海
2016年6月10〜12日@シアトリカル應典院
横光利一「機械」をモチーフにお送りする、現代社会の歪み、女の嫉妬、抜け出せない負のスパイラル。昨年度space×drama2015にて優秀劇団に選出された、「無名稿 あまがさ」に次ぐ、中條岳青の陰惨文学シリーズ第二弾。
【公演日時】
6月10日(金)15:00/19:30
6月11日(土)14:00/19:30
6月12日(日)11:00/15:00
【料金】
一般前売り2500円当日2800円 U-25 1500円 高校生は無料!
チケット発売は4月10日〜開始!
【作品の推しポイント】
▼昨年度space×drama2015で優秀劇団に選出された、中條岳青 文学シリーズ第二弾
▼横光利一「機械」を元に展開する女だらけの陰惨ワールド
▼曼荼羅アーティストとのコラボによる舞台美術
▼ミュージシャンOKKAによる楽曲提供
【キャスト】
島原夏海/柊美月/中谷有希/太田雄介/今井桃子/東田萌希(以上劇団員)
木下聖浩(kei's Works)
竹村晋太朗(劇団壱劇屋)
西田美咲(劇団暇だけどステキ/劇的☆ジャンク堂)
【スタッフ】
音響 飯田拓
照明 檜木順子
制作 山本直子
舞台美術 天野武志(天志曼荼羅A.R.T.ist)
楽曲提供 OKKA
宣伝美術 大川杏奈
宣伝動画 渡部征史
曼荼羅アーティスト 天野武志
プロフィール → 兵庫県在住、30歳。学生時代は理系道をひた走り、物理学の分野で研究に携わる。2012年に出逢った文字曼荼羅の世界に魅了される。
